F-toysのウイングキットコレクションVS10の「艦上攻撃機 天山 & TBM-3 アベンジャー」について製作レビューします.
(株)エフトイズ・コンフェクトが販売しているウイングキットコレクションシリーズです.
飛行機の他にも艦船やヘリコプターなどが発売されていて,筆者もよくお世話になります.
コンパクトな模型を集めたい方にはとてもオススメです.
キットレビュー
箱絵はこんな感じです.
裏側には全9種類の機体が紹介され,シークレットとしてアベンジャーがもう1種類あります.
中身は説明書,キット,ガムの3点です.
説明書には機体の歴史やスペックなどが詳しく記載されていて読み応えがあります.
キットはブリスターで保護されています.
TBM-3 アベンジャー
最初にアベンジャーから組立を開始します.
ランナー
キットをブリスターから出して,ざっと並べてみました.
今回の塗装は思ったよりも綺麗でした.
というのもこのシリーズは当たりハズレがありまして,ハズレを引くと塗装忘れや指紋付き,はみ出しなど塗装不良があります.
経験上ですがハズレは10キット中1キットくらいの確率だと思います.
組立
コックピットの組立です.
予想よりもディテールが細かくて密度があります.
ただ,コクピットほとんど見えなくなってしまうんですよね.
飛行機模型の宿命ではありますが,自己満足できれば十分なのです.
楽しみながら組みましょう!(^^)!
このパーツは少し加工しないと穴にはまりません.
ダボをカッターで少し細くカットすれば上手くハマります.
コックピット完成です.
コックピットが完成したら機体に接着します.
隙間があるときは,クリップ等で挟んでから接着剤を流し込むと綺麗に接着できると思います.
次は小物を組み付けていきます.
キャノピーの塗り分けがとても繊細で素晴らしいです.
こんなに綺麗なキャノピーをこのシリーズで見たのは久しぶりです・・・
小物や主翼,尾翼を接着しアベンジャーの形になってきました.
最後のパーツは魚雷や主脚などです.
ウイングキットコレクションシリーズのほとんどが1/144スケールで再現されているので,主脚パーツはとても小さく組むのが難しいです.
初心者の方にとっては間違いなく鬼門になると思います.
また,パーツが小さいだけならまだ良いのですが,バリや塗料の付着により組むことが出来ないことも多々あります.
これを解決するため,仮組をしながら干渉部分を削るといった作業をしましょう.この工程を飛ばして無理に力を入れて組もうとすると高確率で破損します.注意してください.
魚雷のディテールがとても細かい!
魚雷の二重反転プロペラのスクリューまで再現されています(゜o゜)
以上にて組立は完了です.
デカール
ちなみにプロペラの回転軸は接着していないので,息を吹きかけると回転します.
これは楽しいですよ(笑) 暖機運転中みたいな.
仕上げにデカールを貼っていきます.
デカールは3タイプあり,今回は①空母エンタープライズ仕様を選択しました.
デカールを貼るにあたり水とMr.マークセッター,ピンセット,綿棒(代替:細くした方がティッシュ)を使用します.
マークセッターを使用すると機体の凹凸にデカールが馴染みしっかり接着されるのでおすすめです(^^)
デカールは大きすぎず,数も多くないので簡単に貼り終わりました.
画像のデカールは貼り付けたばかりですが,時間がたつとマークセッターの効果が出てきて凹凸になじみます.
アベンジャー完成
アベンジャー完成です!
部品の仮組や加工は必要でしたが,完成度は高いです.
デカールは機体形状のおかげでとても貼りやすく,ストレスはほとんどありません.
魚雷のゲート跡が目立つので,気になる方は油性ペンやボールペンで塗るのもありかと思います.
飾っておくのには申し分ない出来だと思います!
数多くの日本艦艇を沈めたアメリカ軍の艦上攻撃機アベンジャーではありますが,天山のライバル機として飾ってみてはいかがでしょうか?
なお,箱買いだけでなく単品での購入も可能です.
今回の記事は以上になります.
次回は天山を製作していきます.
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