この記事は前回製作したウイングキットコレクションVS10の続きとなります.
今回はウイングキットコレクションVS10の天山(てんざん)を製作していきます!
艦上攻撃機:天山(てんざん)キットレビュー
キットの中身はこんな感じです.
胴体はパーツの合い,塗装共に良好です.
パーツを合わせた状態で塗装しているようなので,分割する時に少しくっついているかもしれません.
分割した状態です.
コクピット部分のディテールがとても細かく見ごたえがあります.
しかし,組立後はほとんど見えなくなるのが残念なところ(T_T)
こちらは主翼パーツなのですが,見ての通りピトー管が曲がっています.
これくらいの変形ならピンセットで直せますが,キットによっては折れている可能性もあります.
天山のキャノピーは,アベンジャー同様綺麗に塗りわけされています.
エンジンカバーのモールドもしっかり彫られていて、見栄えは良いと思います.
天山の製作
それでは,コクピットから製作を開始します.
パーツ数は画像の7点です.
完成したコクピットです.
アベンジャーの時は加工が必要でしたが,天山は加工なしですんなり組めました.
操縦桿がとても小さく細いパーツなので,取り扱いには注意してください.
ディテールは申し分なく,中央シートがワンポイントとして色分けされている点も良いですね!
完成したコクピットを胴体に接着していきます.
胴体内部のディテールも素晴らしいので、今のうち目に焼き付けておくことをオススメします.
胴体パーツ同士の合いが抜群に良かったので,クリップを使わずに接着出来ました.
ただ,このキットが当たりなだけで,他のキットによっては接着時クリップが必要になるかもしれません.
次は翼とエンジンパーツを組みつけていきます.
天山はエンジンパーツがちょっと多目です.
これは左右の排気口や下部の吸気口が別パーツとなっているためです.
組むのは面倒ですが,エンジン周りの密度が高くなるというメリットがあります.
組つけが完了しました.
主翼と尾翼は合いが良く,微調整なしで組めました.
逆にエンジン部はエンジンカバーの合いは悪く,少し隙間が出来てしまいました.
部品点数が多い部分ほど隙間ができやすいので,念入りな仮組がとても重要になってくると思います.
残るパーツはこちらになります.
僕は飛んでいる状態よりも着陸している状態が好きなので脚を組みます.
「いやいや,飛行機は飛んでる姿がかっこいいでしょ!」
「脚はパーツが多いし細かいから組むのめんどくさいなあ」
という人は脚を格納した飛行状態がオススメです.
飛行状態はパーツが少なくカンタンに組めるメリットがありますし、キット付属のスタンドを使えば空を飛んでいる状態で飾ることができます.
キットを2個買って着陸状態と飛行状態を飾るのも良いですね!(^_^)
脚と魚雷を組み付けた様子です.
脚と主翼の合いはアベンジャーに比べ追加工もなくとてもカンタンでした.
ただ,主脚と車輪の合いはイマイチでした.
左右の車軸がずれており画像のように少し歪んでしまいます.
そのため
「こんな車輪で飾るのはいやだなー」
「車輪は回らなくてもいいよ」
という人は接着してしまうのもアリだと思います.
以上で組立は完了です!
次からはデカール貼り作業にはいっていきます.
天山のデカール貼り
組立が完了した天山にデカールを張っていきます.
準備するのは
- Mr.マークセッター
- 綿棒
- 水
- ピンセット
- ハサミ
です.
デカールは「海軍航空技術廠」と「第131海軍航空隊 攻撃第254飛行隊」の2パターン選択できます.
今回はなんとなく名前がかっこいい「海軍航空技術廠」を選択しました.
デカールが張り終わりました.
Mr.マークセッターの効果が出るまで数時間かかるので気ながに待ちましょう.
天山完成!
デカールが乾燥したら天山の完成です!
じっくり天山を堪能しましょう(^_^)
天山はアベンジャーに比べてサクサク組めました..
加工がほとんど不要だったというのが大きいですね.
そして,なんといっても出来栄えが素晴らしく,ずっと飾りたかった天山なのでとても満足しています(^_^)
上から見と零戦と形が似ていて,設計思想はあまり変わっていないんだなと思いました.
良くいえば日本機らしいです.
これにて天山の製作完了とさせていただきます!
ちなみに箱買いせずバラ売りを購入することが可能です.
おまけ
前回のアベンジャーと今回の天山の記事でウイングキットコレクションVS10シリーズを紹介しました.
せっかくなので,完成したライバル機同士を一緒に撮影しましたのでご覧ください.
天山と比べるとアベンジャーの大きさが良くわかると思います.
また,天山は魚雷を胴体に吊り下げますが,アベンジャーは魚雷を胴体内部に格納することが可能でした.
魚雷を格納することで,空気抵抗による機体への悪影響を軽減するメリットがあります.
当時のアメリカは日本よりもエンジン性能が優秀だったので,機体を大きくしても問題ないんですね.
ちなみに画像では天山とアベンジャー以外にもう一機いるんですが,この飛行機は「ヘルダイバー」です.
アベンジャーが雷撃,ヘルダイバーは急降下爆撃を行いました.
日本軍で言う彗星にあたります.
ヘルダイバーもウイングキットコレクションシリーズで発売されているので,興味のある方は製作してみてはいかがでしょうか?
以上,ウイングキットコレクションVS10シリーズの紹介記事でした.
ご閲覧いただきありがとうございます.
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