この記事はフジミ模型 1/700 艦NEXTシリーズ色分け済みプラモデル「No.14 日本海軍戦艦 長門(ながと)」の製作レビュー②となります.
前回の記事はこちら↓
前回組立した甲板の続きから始めていきます.
甲板部品
穴だらけの甲板に甲板部品(艤装:ぎそう)を取り付けていきます.
甲板は木甲板色なのに対し甲板部品は軍艦色です.そのため,艦NEXTの戦艦長門では全ての甲板部品を別パーツ化することで,細かい色分けを実現しています.
甲板部品の組立は2工程に分かれており,部品点数もかなり多いです.
これは1工程目が終わった状態です.
木甲板の1色だったはずの甲板に軍艦色の小さな甲板部品がポツポツと増えているのが確認できるかと思います.
これらを全て1個ずつ組みます…
また,部品が小さいため手で組むのはかなりの高難度…
全く組めないこともないのですが,パーツを上手く掴めなかったり,何処かに落としたりと筆者はイライラがつのりピンセットに切り替えました.
この後の作業でも使用しているので,ピンセットは間違いなくあった方が良いかと思います.
ちなみに筆者が使用しているのはこちら↓
次は2工程目です.
2工程目では機銃や練習砲,パラベーンといった1工程目よりも大きい甲板部品を組んでいきます.
なお,25mm三連装機銃に関してはダボ穴が狭いためか,少し強い力で押し込む箇所がいくつかあります.力のかけ方によっては部品が破損したり,異次元へ飛んでいく可能性もありますので慎重に作業しましょう.(ピンセットを使用した場合の話です)
指で組む場合はかなり手先が器用でないと難しく,爪で押し込む形になると思います.
2工程目まで甲板部品を組んだ状態です.
組む前は木甲板色のみの単調な甲板でしたが,軍艦職の甲板部品が増えたことで見栄えがUPしています.
ちなみに,逆さまにすると一部の部品が脱落するので注意してください.(肌にくっつき取れてしまう部品もありました(T_T))
普通に飾っていて脱落することはないと思いますが,気になる方は流し込み接着剤を使用しましょう.
主砲台
主砲台や煙突基部,艦載機を組んでいきます.
カッターボートの色分けにはシールを使用します.
リアルに再現されたモールドが全てシールで隠れてしまうのは少し残念ですが,貼り方を工夫すればモールドを活かすことが出来ます.
- 右側:普通に貼った状態
- 左側:貼った後に押し付けた状態
お気づきでしょうか?
左側の方が微妙にモールドへ馴染んでいます.
光の当て方を変えるとご覧のようにシールの上からでもモールドの形状を確認できます.
指や爪ではさすがに押し込めないため,筆者はピンセットでモールドをなぞるように押し込みました.
ただ,爪楊枝の方がシールを痛めにくいのでオススメです.
主砲台や煙突基部を組むとこんな感じです.
どの部品も組みやすくはめ合いも良好です.
次はこちらの零式観測機(二座水偵)を組んでいきます.
複葉機だからとナメてはいけません.複葉機が選択されたのはあの有名な零戦を開発した三菱重工が空戦性能と上昇力を重視した結果であり,胴体は全金属製で高い格闘性能を有した飛行機です.観測機であるにもかかわらずその格闘性能を活かし防空でも使用されていたというから驚きです.
日本の有名な戦闘機である零式艦上戦闘機の略称が零戦(ゼロセンレイセン)であるように,零式観測機の略称は零観(ゼロカンレイカン)となっています.
胴体部品にはプロペラと主翼のフロートが一体成形で再現されています.
プロペラはとても折れやすいので他のランナーと重ねているとぶつかって折れる可能性があります.注意してください.
素組でこのクオリティーとは驚き(゜ロ゜).素晴らしい!
なお主翼のフロートはボーナスパーツが用意されており,使用すればさらにリアルな完成度となります.
黄色の味方識別塗装と日の丸を再現するためのシールが用意されていますが,これは正直使い物にならないなと感じました・・・
それはなぜか?
まずはこちらをご覧下さい.
説明書の指示通りにシールを貼るとこんな感じになります.
問題なのは日の丸の透明部分です.日の丸の2倍くらいの直径があり,主翼からはみ出しています.
胴体のはみだし具合は特に悲惨.何回押し付けても胴体に馴染まず,すぐに剥がれてしまいます.
今回のシールは透明部分がどうしても気に入らず使い物にならないと筆者が個人的に判断していますが,気にならない方は使用しても問題ありません.
ただ,なぜ透明な部分が必要なのか疑問です.
次回は煙突の組立から行っていく予定です.お楽しみに!(^^)!
以上,「フジミ 1/700 艦NEXTシリーズNo.14 戦艦長門 製作記②」の記事でした.
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