この記事はフジミ模型 1/700 艦NEXTシリーズ色分け済みプラモデル「No.13 日本海軍戦艦 長門(ながと)」の製作レビュー③となります.
前回の記事はこちら↓
前回の続きである煙突の組立から始めていきます.
煙突
煙突の全部品です.
特徴的なのは黒色で成形された煙突先端部と一体成形された蒸気捨管です.
煙突の側面からニョキっと生えているのが蒸気捨管で,煙突前面は汽笛としても使われます.
蒸気捨管は別パーツで再現されることが多いのですが,一体成形で再現しているため煙突が組立易くなっています.
ただ気になる点が1つ・・・
それはバリです.
このパーツだと上部分の少し透けている部分がバリです.
バリとは金型からはみ出してしまった樹脂のことです.
不要なので切断しなければいけません.
ちなみにバリが気になったのは画像のパーツだけなので,そこまで多いわけではありません.
組む分には問題ありませんが,見栄えに影響してくるので気になる方はデザインナイフで切断しましょう.
画像はバリを全て処理した状態です.
蒸気捨管の形状がしっかり現れました.
組立はストレスフリーでスムーズに組めます.
木甲板色の部分は付属のシールを使用しているので,黒色パーツを含めた色分けがワンポイントとなり,煙突単体でもそこそこの見栄えがあります.
煙突周囲
先ほどの煙突を船体に組みます.
甲板下が空洞なので押し込んだ際,甲板が少し変形します.押し込みすぎて破壊しないよう注意が必要です.
探照灯の銀色部分はシールで再現しています.
シールが探照灯から少しはみ出してしまうので,シールの径はもう少し小さくしてもらいたかったです.
探照灯と機銃を組めば煙突完成です.
素組でこの精密なディテールを再現できるのがフジミ模型の魅力ですね(^^♪
後部艦橋
4.5m高角測距儀や高射装置を組みます.
1円玉と比較すれば明らかですが,パーツが異常な程小さいです.
初心者の方はかなり苦戦するかもしれません.
また,ピンセットがあれば安心かと思いきや別次元にパーツを飛ばしてしまう事故が多発しやすく気が抜けません.慎重に作業しましょう.
組むのは大変ですが,別パーツ化により精密度はとても高いです.
先ほど組んだ測距儀の部品は煙突の左右へ画像のように組みます.
カッターボート類の色分けは,他の艦NEXTシリーズ同様シールで行います.
過去の艦NEXTシリーズは寸法が合わない,すぐ剥がれるなど問題がありましたが今回は・・・
完璧です!(^^)/
寸法はピッタリで過去の不具合がしっかり改善されています.
また,白布部分のシールは剥がれにくい工夫もされています.
この出来栄えなら安心してシールを使えます.
カッターボートを甲板に設置した様子ですがいかがでしょうか?
シールを使った色分けですが,シール特有の違和感はほとんどないように感じます.
主砲
砲身パーツの砲口は既に開口されており、仰角は自由に変えることが可能と素晴らしい設計です.
主砲の防水布はシールで再現しますが,こちらは残念ながら納得の出来栄えとはならず…
筆者は使用するのを諦めました(*_*)
シールに不満を持ちつつ説明書を見ると,修正液ホワイトペンの指示があります.
筆者のようなアンチシールサイドが存在することを見越し,別の案をフジミさんは用意してくれたようです.
なるほど,誰でも持っているであろう液体の修正ペンで塗装してしまおうということですね.
家の中を探し回り,こちらの修正液を使用して防水布を塗装?しました.
シールよりも格段に良い仕上がりです.
塗り方ですが,最初ははみ出してもいいので大量に塗りつけましょう.固まった後にデザインナイフではみ出した部分を簡単に除去できます.
また,一気に塗らないと修正液がすぐ固まりベタベタになってしまいます.二度塗りはしないほうがいいでしょう.
ちなみに失敗してもすぐ剥がせるので心配ありません.逆に上手くできた際は剥がさないよう気を付けてください.
砲頭に先ほどの砲身を組んだ状態です.
修正液はとても剥がれやすいので,触ったりぶつけたりしないよう組んでいます.
船体に主砲を組むと一気に戦艦らしくなりました(^^)/
修正液で再現したの防水布も良い感じです!
主砲は動かせるので息抜きに遊んでみてください(^^♪
次回は艦橋から組立を行って行きます.お楽しみに!(^^)!
以上,「フジミ 1/700 艦NEXTシリーズNo.14 戦艦長門 製作記③」の記事でした.
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