この記事はフジミ模型 1/700 艦NEXTシリーズ色分け済みプラモデル「No.13 日本海軍戦艦 長門(ながと)」の製作レビュー④となります.
前回の記事はこちら↓
前回の続きである艦橋の組立から開始します.
艦橋
艦橋のパーツを全て並べました.
「うわっ(;゜゜)」
となる方もいると思います.
特に小さいパーツのゲート処理は一苦労(*_*)
小さいパーツを指で把持しながらデザインナイフでゲートを切断するのはかなり危険でしたので,筆者は「刃がないニッパー」という工具でパーツを把持しゲートを処理しました.
ピンセットよりもしっかり把持できて異次元に飛んでいく事故を防げるのが利点ですが,力の加減を間違うとパーツを潰してしまうリスクもあるので注意が必要です.結構簡単にパーツが潰れます(T_T).値段もそこそこします.
今後も艦船模型を製作していく方なら持っていていいと思いますが,必須ツールではありません.
先ほどのパーツを全て組んだ状態です.
細かい説明は省きますが,1/700スケールの戦艦ならデフォルメされそうな構造物までよく再現されています.
また,どうでもいいかもしれませんが筆者は数ある戦艦の中で長門の艦橋が一番好きです.カッコいいです.
多くのパーツを積層して組むため,1つでも組立がズレると艦橋が傾いてしまいます.
画像のような正面方向から何度も確認し,垂直を維持しながら組立した方がいいと思います.
斜め後方からの画像です.
艦橋は様々な機器が密集しているので見ていて飽きません.
余談ですが,フジミ模型さんが発売した1/200戦艦大和の艦橋が話題になっています.艦橋だけをキット化した今までにない商品です.
この流れで戦艦長門の艦橋もぜひ商品化して欲しい.絶対売れますフジミ模型さん.
窓ガラス部分は付属のシール(シルバー色)で再現します.
筆者は黒色派ですが,これは好みが別れるところです.
また,寸法はピッタリですが指で貼るのがかなり難しいのでピンセットを使用しています
艦橋基部
艦橋を支える基部のパーツです.
真水タンクや応急木材,パラベーンといったパーツを組みます.
先ほどの艦橋基部と艦橋を船体に組みました.
艦橋を押し込む際は艦橋の細かいパーツを壊さないように注意しつつ作業しましょう.
筆者は艦橋の根本付近を親指と人差し指で挟み,ダボ穴へ押し込みました.
また,接着していないため艦橋がバラバラになることがあるので,接着するのも一つの手だと思います.
立派な艦橋がそびえ立ち戦艦らしくなってきました(^^)/
ただ,個人的にシルバーの窓ガラスシールは微妙です.シール貼ってます感がちょっと・・・
斜め後方からの画像ですが,煙突と艦橋の密集度具合がとてもカッコイイです.
艦橋後部
艦橋後部の組立です.
カッターボートなどを運ぶデリック・ブーム(以後クレーン)のパーツが目を引きますが,13式方位盤照準装置(94式は量産追いつかず搭載されなかったらしい)や副砲用4.5m測距儀といったパーツもあります.
クレーンは画像のように穴へ差し込みます.
差し込む軸にはダボのような突起がついており,これで位置決めをすることが出来ます.
クレーンパーツを最後まで差し込むと画像のような状態で固定されます.
筆者は戦艦長門を何隻か製作してきましたが,クレーンをこの状態で固定できるキットは初めてです.
後部艦橋のパーツを積み重ね組んでいきます.
艦橋後部の方位盤や測距儀の密集している感じが最高です(^_^)
白色シールを貼っている内火式ランチが全長12mほどなので,それ比べると艦橋後部って結構大きいですね.
副砲
副砲の組立をしていきます.画像はランナーから切り離し,艦首から順に並べた状態です.
一気に切断してゲート処理すると楽なんですが,副砲は見た目がほとんど同じなので切断後混ぜてしまうとパーツ番号がわからなくなり大変です(;´д`)
というのも,副砲は個々に組む箇所が指定されており,指定されていない箇所だとダボ穴が合わず組めません.注意してください.
筆者はバラバラ防止のためマスキングテープに副砲を貼り付けています.マスキングテープは万能ツールなので一個あればとても便利です.
ゲート処理に関してですが,画像では0.5mmほどゲートを残しています.
ニッパーによるゲート切断面が白化しているのが確認できます.ゲートはこの後除去するので白化しても問題ありません.
また,副砲の下面にあるゲート跡は見えなくなるので問題ありませんが,副砲の上面にあるゲート跡は組んだ後も見える部分なのでなんとしても白化は回避したいところです.
0.5mm残したゲートはデザインナイフで鰹節を削るように薄く除去していけばOKです(^_^)
少し残った削りカスやバリはMr.セメントSを塗って溶かしています.傷の浅い白化ならこれで対処することも可能です.
副砲の防水布は砲身と一体成型されているため軍艦色です.
これは主砲も同様でしたが、こちらは付属のシールで防水布を再現することが出来ました。(筆者は使用しませんでしたが…)
副砲には防水布のシールがありません。そこで、説明書に指示のあった修正液を使用します。
主砲の防水布再現でも使用した修正液です.副砲の防水布は1~2mmほどしかないので修正液を着けるのが一苦労でした.
最初はチマチマ着ていましたがすごく非効率.最終的に筆者は防水布上面に「ドバア~」と着けています.画像を見ると分かりますが,かなりはみ出しています.
硬化したらデザインナイフではみ出した修正液を除去していけばOKです.
はみ出した修正液を除去し終わった様子です.
修正液の破片が気になったので試しにMr.セメントSで撫でてみたら修正液が溶け出し大失敗(*_*)
息を吹き掛けたり刷毛を使用するなどして除去した方が良いと思います.ちなみに歯ブラシだと固すぎて修正液が全部取れると思われるので不適.
副砲を船体に組みました.
筆者的にはGOODな出来栄えです.副砲の防水布を再現した修正液がアクセントカラーとなり見栄えに大きく影響しているのだと思います.
次回は12.7cm高角砲から組立を行って行きます.お楽しみに!(^^)!
以上,「フジミ 1/700 艦NEXTシリーズNo.14 戦艦長門 製作記④」の記事でした.
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