初心者でも無塗装で組立できる車プラモデル:ジムニーJB23を紹介

スズキ ジムニーJB23

本記事ではフジミ模型から発売されている車NEXTの「スズキ ジムニーJB23」について製作レビューします.

 

フジミ模型の車NEXTシリーズからは様々なカラーの「ジムニーJB23」が塗装不要の車プラモデルとして発売されています.

色分け済みパーツなので,塗装をしなくてもリアルに車プラモデルを完成させることができるため,初心者の方には特にオススメのキットとなっています.

前回の記事で車NEXT:ジムニーJB23をキットレビューしましたので,興味のある方はこちらもご覧ください.

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今回は実際に筆者がジムニーJB23を製作しながらレビューしていきたいと思います(^^).

 

フジミ模型の車NEXTシリーズについて知らない方は,ぜひこちらの記事も読んでみてください(^^)/ 車NEXTシリーズの特徴を詳しく解説しています.車プラモデル初心者の方は必見です!

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結論

  • 初心者の方でも気軽に製作可能
  • 光沢のあるパーツ成形と付属シールにより無塗装でも満足の完成度が得られる

 

 

 

ジムニーJB23:組立レビュー

それでは,早速製作を始めていきましょう!

 

 

内装の組立

最初は内装からの組立です.

フロントシートやリヤシートの他,ダッシュボード周辺の部品構成となります.

 

 

 

こんな感じで組立前に付属のシールを貼り内装を色分けします.

 

 

 

ダッシュボードはナビ画面計器類のシールが貼られたことでリアルな仕上がりとなっています.

 

 

 

ハンドルはこんな感じです.

爪楊枝で押し付けるとパーツの形状に馴染んでくれます

あまり擦り過ぎるとシールが破けるので注意が必要です.

 

 

 

フロントシートの色分けやフロアマットシールで再現されています.

 

 

 

内装の組立が完了しました.

運転席回りはシールのおかげで見応えのある仕上がりです.

組立についてはシフトレバー・パーキングブレーキレバー・アクセルブレーキペダルのパーツが指で掴めないほど小さいので,無理にダボ穴へ押し込むと簡単に折れてしまいます.

ピンセットがあると便利かと思います.

ちなみに筆者はタミヤのピンセットを使っています.

 

ただ,内装パーツは残念なことに完成後ほとんど見えなくなるので,そういった意味では破損・紛失したとしてもあまり気にしなくて大丈夫です.

 

 

 

フレーム系の組立

次はジムニーのフレームを組立していきます.

オフロード四駆車の大きな特徴であるラダーフレームが別パーツで再現されています.

このパーツを見るだけで車好きの方は興奮してしまうのではないでしょうか?

車の構造を学びながら組立できる点は車プラモデルの醍醐味です.

 

 

豆知識

一般的な自家用車はモノコック構造ですが,国産SUVの代表格であるトヨタ:ランドクルーザーやスズキ:ジムニーはラダーフレーム構造を長年採用しています.

オフロード車のように過酷な環境で走行する場合は,悪路走破性・耐久性・メンテナンス性においてラダーフレーム構造の長所が生きてきます.

 

 

 

ラダーフレーム,エキゾーストパイプ(マフラ),フロントサスペンションはこんな感じで組上がります.

ステアリングは可動式で左右のナックルがバーで連結されているため同時に動きます

 

 

 

リアサスペンションやデフ部分を組んでいきます.

細いパーツ―が何点かあるので,破損に注意です.

 

 

 

部組が完了した状態です.

この立体感とメカメカした感じがたまりません.

 

 

 

先ほどの部組パーツを組めばフレーム系の組立は完了です.

精密度が高く立体感もあるのでリアルで見応えのある仕上がりとなっています.

シルバー色成型のエキゾーストパイプ(マフラ)パーツがワンポイントカラーとなり,メリハリがあるのも良いですね.

 

 

 

ボディーの組立

ここからはボディ編です.

窓ガラスやフロントを組立していきます.

窓ガラスは透明部分と黒の縁部分が分割されており,組むだけで色分けが完了するという無塗装派に優しい構成になっています.

ただし,フロントガラスの縁のみ付属シールで色分けします.

一気に貼ろうとすると失敗しやすいので,カッターで4分割にしてから貼り付けると上手くいくかと思います.

 

 

 

フロント部分の組立に使用するパーツです.

 

 

 

ヘッドライトおよびフロントグリルはこんな感じにシールで色分けします.

フロントグリルはデコボコしているので,爪楊枝でシールを押し付けながら貼りました.

思ったよりも綺麗にシールが馴染んでくれて良かったです\(^o^)/

 

 

 

ボディに組むとこんな感じです.

だんだんジムニーのフェイスになってきました.

 

 

 

こちらはボディーパーツに組む外装パーツになります.

 

 

 

説明書をよく見ると,

「オプションであるルーフレールを取り付ける場合に,裏側から穴を開けます」

と記載されています.

つまり,ドリルでΦ0.8mmの穴を開けなければいけません.

 

 

 

パーツの裏側にはドリルで穴を開ける位置の目印がありますので,これに合わせて穴を開けます.

 

 

 

筆者愛用のドリルセットを用意し追加工していきます.

まだドリルを持っていない方にオススメです.

 

 

 

こんな感じで4ヶ所穴をあければ追加工は完了です.

ルーフレール付きで完成させたい方にとってこの穴開け作業は正直結構面倒です.

前回レビューしたFJクルーザーの時もそうでしたので,新商品からは改善されることを望みます.

 

 

 

外装パーツを全て組みました.

若干フロントサイドのパーツが外れやすい気がしましたが,接着剤無しで一応組めました.

 

 

 

リアゲート周辺のパーツを組んでいきます.

着色されたクリアーパーツが沢山ありとてもカラフルですね.

リアガラスのスモークもしっかり再現されています.

また,ブレーキランプとウインカーの色分けをクリアパーツの着色で再現している点が素晴らしいと思いました.

シールによる色分けと比べて完成度が高くなります.

 

 

 

リアゲートの組立が完了した状態です.

 

 

 

ボディとフレーム,内装の部組パーツを合体していきます.

ボディとフレームを合体させる際は少し癖があり上手く組めないことがありますので,無理やり押し込んだりせず,すんなりとハマる位置がないか探してみてください.

フレームを押し込む際は,なるべくラダーフレームのパーツを押すようにしましょう.
サスペンションを押し込むと軸が折れるなど破損のリスクがありますのでご注意ください.

 

 

 

ボディとフレームの合体が完了したらバンパー系の部品を組みます

バンパーの光沢が凄いです!

 

 

 

バンパーの組立が完了するとほぼジムニーの形になりました

 

 

 

サイドミラーやワイパー,ルーフレールといった細かい部品を組んで仕上げに入ります

ワイパーが細くて組みにくいので破損に注意しましょう

 

 

 

これでボディの組立はほぼ完了です.

 

 

 

タイヤ・ホイールの組立

最後タイヤとホイールの組立です.

タイヤはゴム製なのでホイールパーツに押し込んで組むだけです.

ホイールにポリキャップを入れたあと,ホイールハブパーツとホイールパーツを軸ピンで固定します.

接着剤を使用せず組めるので,組立後はクルクルと回転します.

本体に組み付ければついにジムニーJB23の完成です.

 

 

 

ジムニーJB23:完成レビュー

無塗装・完全素組のジムニーJB23が完成しました.

スミ入れなど一切手を加えず,付属のシールのみ使っています.

それでは,どうぞご覧下さい(^^)/

 

 

 

全体的な感触としては無塗装・素組とは思えない程の高い完成度となっています.

特に筆者が気に入ったのはボディーの光沢.上質な印象でとてもカッコいいです.

 

 

 

どの角度から撮影しても照明を反射するツルツルボディ.素晴らしい.

一部の装飾は付属シールによる再現ですが全く違和感なく馴染んでおり,完成度のUPに貢献してくれています.

 

 

 

頑張ってシールで色分けした内装も,窓からのぞくて意外にもしっかりと見ることができました.

 

 

 

フロントガラスのクリアパーツは透明度が高くツヤのある綺麗な表面をしていますので,内部がよく見えます.

付着した埃や細かい擦れキズが気になるほどの透明度です.

付属の「車検シール(真ん中の四角いシール)」と「点検整備済ステッカー(上端の丸いシール)」を貼り付けたことでリアルさが増しています.

 

 

 

ボディフロント部も無塗装でこの仕上がりです.

組む前はあまり注目していませんでしたが,いざ完成してみると文句のつけようがない完成度で驚きました.

あえて文句をつけるとしたらヘッドライトの黒いシールが貼りにくかったことくらいでしょうか.

 

 

 

ジムニーJB23の大きな特徴であるボンネットのエアインテークは開口されたパーツ成形により再現度が高いです.

 

 

豆知識

ジムニーJB23はターボチャージャー(過給器)を搭載したエンジンを採用しているので,ターボチャージャー(過給機)で圧縮され高温になった空気を冷やしてからエンジンに吸気しなければいけません(そうしないとパワーが落ちるetc).

そのため,ボンネットのエアインテークから外気を取り入れて冷やしているというわけです.

 

 

 

ホイールは一体成型のため,特に色分けはされていません.

ドア付近のシルバーの装飾は付属シールとなります.

 

 

 

オプション部品であるルーフレールはシルバー部分を付属シールで色分けしています.

やはりルーフレールがあると全体的にカッコよく見えます.

 

 

 

「SUZUKI」「Jimny」といったロゴは付属シールとなりますが,これはいかにもシール貼ってます感があって筆者的にはちょっと残念でした.

水転写式デカールなら良かったとは思いますが,そうなると初心者の方にとっては逆に扱いにくくなってしまいます.

どっちが良いとも言い切れないところが難しいですね.

リアウィンドウクリアパーツのスモークや横ライン再現は素晴らしいと感じました.

 

 

 

裏側は精密度・立体感ともに素晴らしい仕上がりです.

車模型かつジムニーともなると裏側を見ずにはいられませんね.

 

 

 

特にこの走行部の作り込みが凄く,製作中も楽しむことができました.

細くて小さいパーツがあり少し組みにくい感じはありましたが,それに見合った完成度になっているかと思います

 

 

 

ジムニーJB23を製作レビューまとめ

フジミ模型の車NEXTシリーズ:ジムニーJB23(クールカーキパールメタリック)を製作してきました.

組立は足回りが少し難しいとは感じましたが,それ以外の部分は特に問題なくスムーズに組めたかと思います.

パーツの嵌め合い,接着剤なしで最後まで組めた点は素晴らしいと感じました.
(オプション部品のルーフレールを組む場合は接着剤が必要です)

パーツ分割による実車に近い色分け再現が素晴らしいのは言うまでもありませんが,完成後の光沢ボディーが美しく感動しました.

車NEXTシリーズからは様々なカラーのジムニーJB23が発売されていますので,ぜひ皆さんにもお気に入りカラーを手に取り,気軽に製作を楽しんでいただければと思います!(^^)!

 

以上,フジミ模型車NEXTシリーズ:ジムニーJB23(クールカーキパールメタリック)の製作レビューでした.

 

 

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