2020年2月末に発売されたフジミ模型艦NEXTシリーズの新商品である1/700軽巡洋艦:多摩(たま)についてキットレビューします.
結論
- 戦艦プラモデル(艦船模型)を作ったことがない初心者の方の入門キットとしてオススメ
- ガンプラと同じ作り方で完成するので難易度が低い
- 艦これの影響で戦艦プラモデル(艦船模型)に挑戦したいと思ってる方にオススメ
戦艦プラモデル(艦船模型)初心者向け入門キットの艦NEXTシリーズ
艦NEXTシリーズとはフジミ模型から発売されている戦艦プラモデル(艦船模型)シリーズで,
- 接着剤のいらないスナップフィット
- 塗装のいらない着色済み成形
- リアルシールによる細部の色分け
といった特徴を持つプラモデル(模型)です.ガンプラの戦艦版と言ってもいいでしょう.
したがって,戦艦プラモデル(艦船模型)の作り方がわからない初心者の方の入門キットとして最もオススメしたい商品となっています.作り方は着色済み部品をはめ込んでいくだけなので,接着剤や塗装が不要で他メーカーの戦艦プラモデル(艦船模型)と比べ製作難易度が低いことは間違いありません.
この記事は2020年2月末に発売されたフジミ模型艦NEXTシリーズの新商品である軽巡洋艦:多摩(たま)についてのキットレビューが主ですので,フジミ模型の艦NEXTシリーズについて詳しく知りたい方や入門キットを探している初心者の方はこちらの記事を参考にしてみてください.
軽巡洋艦:多摩(たま)キットレビュー
艦NEXT:多摩の箱絵(パッケージデザイン)
多摩の箱絵(パッケージデザイン)です.
上下に黒の帯,金色の艦名,フジミのロゴは艦NEXTシリーズの特徴と言ってもいいでしょう.
パッケージ側面には多摩の特徴を再現したディテールについてみっちり説明されています.
再現されたディテールを知ってから組む方が格段に楽しいので,戦艦プラモデル(艦船模型)や多摩について詳しく知らない初心者の方にとってありがたい点です.
これは最近話題のミニボックスアートです.
保管場所がなく普段は捨ててしまうパッケージですが,このサイズなら完成品と一緒に飾ることが可能です.
入門キットとして初めて完成させた戦艦プラモデル(艦船模型)のパッケージをなかなか捨てられない方でも安心です.
艦NEXT多摩:キットの開封
それではキットの中身を確認していきましょう.
初心者の方向け建造手順書(説明書)
表紙はカラー印刷で,各艤装の説明や組立上の注意点などが記載されています.
組立説明はこれまでの艦NEXTシリーズ同様分かりやすいです.
よく見ると各パーツ番号の上にパーツの名称が記載されています.これなら多摩の装備について全く知らなくても大丈夫です.
兵装や艤装に関する詳細説明もあり,軍艦書籍といった読み物が好きな筆者にとってはとても嬉しいです!(^^)!
台座&シール
軽巡サイズで色分け用のリアルシールが2枚あります.つまり,かなり細かい色分けが期待できます.
塗装せずに完成させたい方や塗料のない初心者の方でも,リアルに完成させることが可能なのではないでしょうか.
船体&艦底
多摩の船体を見てみると細かいディテールが数多く確認できます.筆者は1/700スケールでリベットまで再現したキットを初めて見ました.
フジミ模型さんの情報発信で写真はみていましたが、肉眼で見るとその細かいディテールの凄さがよく分かります.
鋼板の継ぎ目や舷外電路,窓のディテールも素晴らしいです.
スミ入れ効果も期待できそうです.
各ランナー
分かりずらいですが砲塔にもリベットのディテールがあります.
艦首にある鎖のディテールが見事です.
パラベーンや22号電探などは別パーツ化されています.作り方がはめ込み式なのでパーツが小さいほど難易度は上がりますが,反比例して精密度がアップするので見栄えが良くなります.
カタパルト側面に目を奪われがちですが、なんとカタパルト上面にもディテールが!
艦NEXT戦艦長門のカタパルトにはないディテールです.
艦NEXTシリーズは新商品が出るたびにディテールが追加されていくので目がはなせません(^_^)
煙突の蒸気捨て管は別パーツ化されています.
部品点数は増えますが,完成後の見栄えはかなり良くなると思います.
リノリウム甲板
今回のキットの目玉でもあるリノリウム甲板のランナーです.
軍艦色部分との色分けをするため,リノリウム甲板だけ別パーツ化されています.
たくさんある穴には軍艦色の艤装パーツが配置されるのですが,穴位置が艤装パーツとピッタリ合うか心配です.
ただ,フジミ模型さんの方で組立時のクリアランスは調整済みなので,問題なく組めると思います.
リノリウム押さえの金具もしっかり再現されています.
艦底パーツ&クリアパーツランナー
フルハル模型の魅力である推進系のランナーです.
スクリューの回転軸は「細っ!」と声が出てしまうほどの細さです.
リアルな完成度になること間違いなしですが,壊さずに組めるか少し心配です.
煙突の先部分は黒色成型&開口済みと完璧です.
艦橋の窓ガラスはクリアパーツで再現します.
これまでの艦NEXTシリーズは筆者があまり好まないシールによる再現でしたが,今回を境にクリアパーツが主流となるならとても嬉しいです.
ボーナスパーツ
ボーナスパーツは作りこみたい方専用のパーツで,ピンセットや接着剤が必要となります.
25mm単装機銃は指で持てないほど小さいですが,ディテールはとても細かいです.
双眼望遠鏡やホーサーリールもボーナスパーツに含まれています.
まとめ
艦NEXTシリーズ待望の新商品である軽巡洋艦:多摩をキットレビューしました.
これまでにない程細かく再現されたディテール,リノリウム甲板の別パーツ化による色分け,読み応えのある建造手順書といった新要素が盛り込まれ,作る前からワクワクするようなキットだと感じました.
また,色分けが細かく部品点数も戦艦ほど多くないので,初心者の方の入門キットとしてオススメできますし,満足のいく仕上がりになるのではないかと思います.
ただ,ピンセットなしで組めるのか怪しいほど小さいパーツや細いパーツもありましたので,ここら辺は製作レビューで検証していきたいと思います.
以上,フジミ模型 1/700 艦NEXTシリーズ No.18 軽巡洋艦:多摩(たま)キットレビューでした.
製作レビュー記事を投稿しました.
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コメント
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