この記事ではF-toysの発売するフルアクションシリーズ第7弾となる「F-86 ブルーインパルス」を製作レビューします.
F-toysが販売する塗装済み戦闘機プラモデル:フルアクションシリーズにF-86セイバー(航空自衛隊ブルーインパルス仕様)が仲間入りしました!
フルアクションシリーズとは
- 塗装済み組立キット
- 内部構造の再現
- 完成後に分解して鑑賞可能
- 降着装置,舵,キャノピーが可動
といった特徴を持つ戦闘機プラモデルシリーズでF-toys(エフトイズ・コンフェクト)が発売している商品です.
- 組立だけ手軽に楽しみたい
- 塗装が苦手
- 完成後は動かして遊びたい
という方には特にオススメの戦闘機プラモデルシリーズとなっています.
フルアクションシリーズや塗装不要の戦闘機プラモデルに興味がある方は是非こちらの記事も参考にしてもらえればと思います(^^)/
今回は最新キットである「F-86 ブルーインパルス」を製作レビューしていきますので,ぜひ最後までご覧いただければと思います(^_^)
記事では
- キット内容
- 製作過程
- 完成品
などについて解説していきます.
結論
- 塗装不要なので組立だけでリアルな完成品が手に入る
- 降着装置の可動ギミックは組立がとても難しい
- 接着剤の用意やバリ処理は必要かも
- 兵装やエンジンといった内部構造の再現が見事
パッケージ
こちらがフルアクションシリーズVol.7「1/72 F-86 ブルーインパルス」の商品パッケージとなります.
裏側には塗装済みキットのパーツ内容や5機分の水転写デカールなどが紹介されています.
キット内容
箱の中には以下の3点が入っています.
- ブリスターで保護された塗装済みパーツ
- 組立説明書
- ガム
部品図・組立説明書
表面はフルカラーの完成図と部品表,裏面はモノクロの組立図となっています.
組立図はなかなかにボリュームのある内容です.
組立パーツ
全パーツは画像の通りです.
大半のパーツが塗装済みです.
水転写デカール
付属の水転写デカールは5機分の各機体番号が用意してあります.
F-86 セイバーの組立
それでは組立を開始していきたいと思います.
コックピットの組立
コックピットの製作です.
コックピットパーツには尻餅をつかないようバランサー(画像の金属パーツ)が接着してあります.
初めて戦闘機プラモデルを製作するような初心者の方にとても優しい配慮だと感じました.
これなら安心して組立を進めることが出来ます(^^♪
組立の注意点ですが,画像のようにダボ穴の位置が合っていないと計器パネルのパーツがうまく組めません.
そんな時はニッパーでダボを短く切断してから組みましょう.
ただ,ダボが短くなったことでポロポロ取れるため接着剤の使用が必須となります.
ちなみに筆者が使用した接着剤はこちらです.
コックピット完成です.
他のパーツと違い,なぜかコックピットパーツは無塗装なので見栄えはイマイチです.
機首の組立
次は機首の組立です.
内部構造の機銃パーツが注目ポイントです.
機首組立後は機銃の内部構造を見ることが可能です.
パネルは接着しないようにします.
これらも機首のパーツで,前輪のパーツが少し特殊です.
これが特殊なパーツで,前輪のカバー部分になります.
こんな感じでピンセットを使い折り曲げて癖を付けます.
これは実機のカバーが開閉時に折れ曲がる構造を再現しています.
癖がついてスムーズに折れ曲がるまで何回もピンセットで曲げを繰り返しましょう.
車輪のゲート跡が結構目立ちます.
こんな感じで家にあるボールペンで塗ってしまえば簡単に見栄えが良くなるのでオススメです(^^)/
機首に前輪パーツを組みます.
可動させる場合は接着剤を使用せずに組みます.
バリや塗装が邪魔で穴に上手くハマらないので,その場合は仮組を何回もして干渉部位を削る作業が必要です.
可動にこだわる方は入念に行いましょう.
筆者的にはビックリするくらい組立が難しかったので,めんどくさいと感じた方は接着しても良いかと思います.
前輪は画像のように可動します.
これで機首の組立は完了です.
尾翼側胴体の組立
尾翼側胴体の組立ですが,ラダー・エレベータパーツは苦戦することなく組めました.
前回組んだフルアクション「スピットファイア」と比べ格段に組みやすかったですね.
ただし,左右のエアブレーキパーツはバリや塗装が干渉しほとんど可動しません.
こちらも可動にこだわらない方は接着して良いかと思います.
筆者は可動にこだわったため,仮組と干渉部の修正で1時間ほど時間を奪われました・・・
機首と尾翼側胴体を合体しました.
これで胴体の組立は完了です.
エンジンの組立
次はエンジンの組立です.
組立前の状態にもかかわらず,各パーツのディテールが細かく見応えがあります.
完成したエンジンは素晴らしい出来栄え!
これが欲しくてフルアクションF86を購入したといっても過言ではありません(^^♪
先ほど仮組していた胴体にエンジンを挿入します.
尾翼内部とエンジンパーツが干渉するので組むのは少しコツがいります.
感覚的ですが「ネジル感じ」でエンジンを差し込めばうまく胴体に収まりました.
主脚の組立
本キット最難関パーツの登場です.
白いパーツは前脚同様ピンセットで何回も折り曲げて癖をつける必要があります.
また,ダボ穴がとても小さくそのままではほぼ組めませんでした.
力任せに押し込むと主脚パーツを破損するので注意してください.
ピンセットで示す部分がしっかり奥まで差し込んであるのが正解です.
主脚のダボを細く削り接着剤で溶解させれば奥まで入ります.
「うわ,めんどくさそう・・・」と思った方や可動にこだわらない方は無理して白パーツを組む必要はないかと思います.
初心者の方も難しそうであれば無理に組む必要はないかと思います.
完成した主脚ですが,タイヤを押し込むと白パーツが折れ曲がりサスペンションのような可動をします.
主翼の組立
先ほど製作した主脚パーツを含めて主翼を組んでいきます.
胴体部との結合部に少しバリがあったので削ってから組んでいます.
増槽,ピトー管などの組立
最後に増槽やピトー管といった小物パーツを組みます.
組立作業はこれで終了となります.
水転写デカール
仕上げの作業として水転写デカール貼りを行っていきます.
マークセッターを使うとパーツのパネルラインにデカールが密着し,綺麗に仕上がるのでオススメです.
たくさんあるように見えますが,実際に使用するデカールは画像の通りです.
この水転写デカールを貼り終われば遂に完成です!!
F-86 セイバー(航空自衛隊ブルーインパルス)完成!
主翼の可動ギミック
機首 機銃構造の再現
エアブレーキの可動ギミック
胴体内部 エンジン
機体裏 降着装置の可動ギミック
まとめ
F-toysフルアクションシリーズ第7弾 F-86セイバー ブルーインパルス仕様を製作レビューしました.
組立においてはバリ処理や仮組をしないとギミックのスムーズな可動を実現することが難しく,模型製作にある程度慣れていないと苦戦しそうな感じでした.
特に降着装置の組立が高難度で大変でした.
ただ,丁寧に組み上げたことで可動ギミックを十分楽しむこともできました(^_^)
内部構造である機銃とエンジンの見栄えがとても良く,画像のような状態で飾るのが筆者的にオススメです(^^)d
ギミックのスムーズな可動を気にしなければ,初心者の方でも問題なく完成させることが可能かと思います.
また,他の戦闘機プラモデルと比べ価格も約1,500円と低コストなのもうれしいポイントですね(^_^)
なお,接着剤だけは用意しておきましょう!
以上,F-toysフルアクションシリーズ第7弾「F-86セイバー ブルーインパルス仕様」の製作レビューでした.
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