F-toys 1/144 双発機コレクション3 日本軍爆撃機「銀河11型」 製作レビュー

1/144 銀河11型 双発機コレクション3

本記事ではF-toysが発売した双発機コレクション3「銀河11型」を製作レビューします.

 

 

双発機コレクション3は販売されてから数年たっていますが,現在はオークションや中古販売で入手することが可能です.

その中にラインアップされている旧日本軍の爆撃機「銀河11型」を入手したので,機体スペック,キット内容,製作の順で解説していきたいと思います.

記事後半では他の航空機とのサイズや形状の比較もしています.

「銀河11型」に興味がある方はぜひ最後までご覧いただければと思います.

 

 

 

結論

  • 1/144スケールとしては文句なしの素晴らしい完成度!
  • 塗装済みなので塗装環境がない方にもオススメ
  • オークション等でしか手に入らないため入手性に難あり

 

 

 

銀河11型について解説

銀河11型は対米戦を見越して開発された双発爆撃機で,速度は零戦並み(500km/h以上),航続距離は一式陸攻並み(5000km以上),それでいて急降下爆撃や雷撃まで可能とまさに万能と言っても過言ではないハイスペックとなっています.

「エンジンさえまともに動けば完璧な爆撃機」と言われるほど栄エンジンのトラブルに悩まされた銀河でしたが,終戦までの2年間で約1100機も生産され,エセックス級空母の「フランクリン」を大破に追い込む戦果を挙げています.

 

 

 

パッケージ&冊子

双発機コレクション3のパッケージおよび銀河の解説書です.

パッケージには今回の目玉である銀河の姿はなく,呑龍とJu88が表紙を飾っています.

銀河の解説書は結構なボリュームで,これを読めば銀河の基礎知識は大体学べるかと思います.

 

 

パッケージ裏には双発機コレクション3のラインアップが紹介されています.

有名なドゥーリットル作戦で空母から発艦し日本を爆撃したアメリカ爆撃機B-25ミッチェルがラインアップされていたのは驚きでした.

B-25ミッチェルも欲しくなってきましたが,銀河同様手にいれるのは大変そうです(^_^;)

 

 

本記事で製作レビューする銀河11型ですが,塗装は2パターンあるようです.

筆者がゲットしたのは上の横須賀航空隊 追浜飛行場仕様です.

生産終了したキットでしたので,筆者はヤフーオークションで入手しました.

月1くらいのペースで出品されているようですが,相場は¥2,000~5,500と定価よりも高めかつ振れ幅も大きいです.

すぐに手にいれるのは難しいかもしれませんが,気長にオークション等をチェックしていればゲットできるかと思います.

 

 

 

キット内容

キットは完全塗装済みの組立式で,パーツ数は最近のエフトイズ商品と比較するとかなり少ないです.

また,コックピットや爆弾などのパーツは既に胴体へ組まれた状態となっています.

 

 

1/144スケールはかなりコンパクトな部類ですがサイズは胴体で約10cm.

一式陸上攻撃機と同等の800kg爆弾を搭載できるため,空母艦載機と比べるとなかなか大きいです.

記事後半で他の機体とサイズ比較をしたいと思います.

 

 

組立編

組立といってもパーツ数が少ないので1時間かかりません.

胴体に主翼とエンジンを組んで,降着装置を組めば完成です.

 

 

胴体は組んでありますが,念のため接着剤を流し込んでいます.

主翼のダボが干渉して組めなかったため,ダボを削ってからダボ穴へ組んでいます.

エフトイズの1/144シリーズは上記のような微調整が求められるキットが多く,ある程度組立に慣れていないと少し苦戦するかもしれません.

 

 

 

デカール貼り編

塗装で再現できない部分は付属の水転写デカールを使用します.

 

 

使用する工具は以下の通りです.

  • ピンセット
  • マークセッター
  • 綿棒
  • ティッシュ

 

 

デカールの数が少ないので短時間(20分)で終わりました.

ただ,ノリが溶けるまでに思ったより時間がかかるうえ,台紙から無理に剥がそうとすると「パリッ」と簡単に破けます.

デカールが劣化している可能性もあるので注意してください.

 

 

1/144 銀河11型の完成!

細身の胴体と大きな主翼,双発エンジンなど銀河の特徴的な姿がしっかりと再現されています.

全体的な塗装は違和感もなく,風防の細かい塗装まで繊細に仕上げてあります.

 

 

見る角度を変えると胴体の細さがより際立ちます.

 

 

銀河はスタイリッシュな爆撃機といった感じでとてもカッコいいです.

 

 

 

他航空機とのサイズ比較編

左から月光,銀河,一式陸攻となります.

銀河は月光と一式陸攻の中間ぐらいのサイズ感です.

 

 

銀河は800kg爆弾を装備することが可能なので,筆者が思っていた以上に主翼面積は大きいです.

また,銀河の胴体は一式陸攻の半分くらいなのでかなり細く見えます.

 

同じ双発機でサイズを比較してみましたが,いまいちピンとこない筆者・・・

そもそも本物の月光や一式陸攻を見たことがない.

そこで,誰もが良く知る零戦五二型と比較してみました.零戦なら筆者も呉の大和ミュージアムで見たことがあります,

 

 

 

零戦と比較したことで「大きい~!」と声が出るほど銀河の大きさをしっかりと想像することができました.

零戦の倍くらいのサイズです.

 

 

銀河は思っていたよりも大きいのだと実感することが出来たサイズ比較編でした.

 

 

 

銀河11型の製作レビューまとめ

F-toys 双発機コレクション3「銀河11型」を製作レビューしました.

F-toysの人気商品である1/144コレクションシリーズからキット化されているため,銀河の機体の形状やディテールの再現度が高く,塗装も綺麗で満足のいく完成度となりました.

銀河のスケールモデルは初めての製作でしたが,実際に製作したことで筆者の中にあった月光の派生機みたいなイメージが払拭されました.

資料で見るのと実際に作るのとでは雲泥の差があるのだと改めて感じました.

 

ぜひ皆さんも画面で見るだけでなく,日本軍のハイスペック爆撃機:銀河を実際に製作し,その姿を堪能していただければと思います.

 

以上,F-toys 1/144 双発機コレクション3 「銀河11型」の製作レビューでした.

 

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