無塗装&時短組立でリアルな一式陸攻が手に入る!1/144 日本海軍 一式陸上攻撃機11型&24型の同時製作レビュー

1/144 一式陸上攻撃機

本記事ではF-toysから発売された大型機コレクションの一式陸上攻撃機11型と,カフェレオから発売されたビックバードVOL.1の一式陸上攻撃機24型をそれぞれ製作レビューします.

 

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太平洋戦争で活躍した日本海軍の一式陸上攻撃機11型や24型といったバリエーションがあり,それぞれが塗装済みキットとして発売されています.

前半では一式陸上攻撃機の11型と24型について解説し,その後それぞれの製作レビューをしていきます.

また,後半では完成した11型と24型を使って両者の違いを比較していきます.

ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです(^_^)

 

 

 

結論

  • 短時間で一式陸上攻撃機のプラモデルを完成させたい方にオススメ
  • 組立にはある程度の技量が必要
  • 1/144スケールとしての完成度は太鼓判!

 

 

 

一式陸上攻撃機について解説

一式陸上攻撃機(いっしきりくじょうこうげきき)とは三菱重工が開発した大日本帝国海軍の陸上攻撃機です.

第二次世界大戦前の日本は条約により戦艦の保有数が制限されていたことから,洋上を長距離飛べる双発爆撃機を開発し,海上戦力の劣勢をカバーしようと考えていました.

つまり,一式陸上攻撃機は洋上での艦隊決戦兵器として開発されました.攻撃機と言われるのも対艦攻撃を主目的としていたからです.

 

 

上記の写真には3機の一式陸上攻撃機が写っています.1機が囮として高く飛び,2機は水面に機体の影が映るほど低く飛んでいます.

この写真のように雷撃を行うことで,マレー沖の戦闘ではイギリス海軍の戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」巡洋戦艦「レパルス」を撃沈するという大戦果を挙げました.

大戦初期は本来の使用目的(対艦攻撃)通りに一式陸上攻撃機を運用出来ていたんですね.

 

しかし,戦況の変化により一式陸上攻撃機の大きな弱点が被害を拡大させることになります.

 

その大きな弱点とはインテグラルタンクのことです.

 

一式陸上攻撃機は長大な航続距離を得るため主翼の構造そのものを燃料タンクとするインテグラルタンクを採用していました.インテグラルタンクが被弾に弱いことは設計者たちも分かっていましたが,海軍の要望を満たすには選択せざるを得なかったようです.

 

したがって,実際の戦闘で被弾するとすぐに燃料が漏れ引火することから,「〇〇ショットライター」などという酷い渾名(あだな)がつけられることもあったようです.

ただ,実際のところは言われるほど炎上しやすいわけでもなく,米軍パイロット的には撃墜しにくい日本機の一つとして評価されていました.(日本側としては作戦の度に撃墜されることから信頼性は低かったようですが…)

 

もちろん戦況の変化に応じて日本軍は一式陸上攻撃機に様々な改良を行い,バージョンアップしていきました.その中から本記事で製作レビューする一式陸上攻撃機11型24型について簡単に特徴を解説します.

 

 

一式陸上攻撃機11型

一式陸上攻撃機11型とは,火星11型エンジンを搭載した最初の量産機です.

一式陸上攻撃機と言われて多くの方がイメージするのがこの11型だと思われます.

実は筆者も11型の一式陸上攻撃機しか知りませんでした.

話は戻って,11型は量産当初より前後桁とタンク側面に防弾ゴムを一応装備していました.完全無防備ではなかったんですね.

しかし,太平洋戦争が始まり対艦攻撃以外でも使用されるようになると甚大な被害が発生し,早急な防弾対策が必要となりました.

 

 

一式陸上攻撃機24型

そして,一式陸上攻撃機の様々な改良型が戦線に投入されるなか登場したのがこの24型です.

大きく変化したのはエンジン換装によりプロペラが4枚になった点や,魚雷搭載時でも格納扉を閉めることが出来た点です.

防弾性能を向上させるため,速力と航続力を犠牲にして主翼下面外板に30mm厚のゴム板が貼られた他、自動消火装置も装備されていました.

インテグラルタンクが被弾すると燃料はダダ漏れ状態でしたが,引火を防ぐ消火装備は充実していたようです.

また,火星21型エンジンの振動が激しかったため,減速比を変更した火星25型エンジンに換装しています.それに従いハミルトン・スタンダード製の油圧式可変3枚プロペラ住友金属が改良した4枚プロペラに変更しています.

他にもレーダーや電動式旋回機銃など様々な部分が11型と異なっています.この辺は機体比較編で触れていきたいと思います.

 

 

 

それでは11型と24型の違いを簡単に理解したところで,さっそく製作レビューしていきたいと思います.

 

 

 

F-toys 一式陸上攻撃機11型の製作

パッケージ(11型)

こちらが今回製作するF-toysの大型機コレクションシリーズのパッケージになります.

表紙を飾るのは一式陸上攻撃機11型とアメリカ軍のB-17G フライングフォートレスです.

生産終了商品ですが,現在も楽天やオークションなどで入手することが可能です.

だいたい¥2,000~¥3,000くらいで出品されている印象です.

 

 

パッケージ裏は大型機コレクションのラインアップが並び,上から

  • 一式陸上攻撃機
  • B-17G フライングフォートレス
  • ランカスター

となっています.

 

 

今回は一式陸上攻撃機11型の第761航空隊仕様を製作します.

 

 

キット内容(11型)

キットを開封すると中からは機体解説書とブリスターで保護されたパーツが出てきます.

経年劣化のせいか若干ブリスターが変色していました.

 

 

パーツは全て塗装済みで胴体は仮組されています.

パーツの経年劣化を心配していましたが,ブリスターに保護されていたせいかパーツの状態はかなり良く問題ありませんでした.

 

 

キットの組立(11型)

パーツ数は多くないのであっという間に一式陸上攻撃機の形になります.

 

 

細々とした降着装置を組めば組立完了なのですが,主脚パーツがかなりのくせ者でした.

主脚パーツを普通に組もうとしてもパーツ同士が干渉し奥までハマりません.

したがって,デザインナイフで主脚パーツの干渉部分を削っては仮組を何度も繰り返してなんとか組めました.

また,ダボやダボ穴は塗装で埋まりほぼ使い物にならないので切断しています.

無理に押し込もうとするとパーツが折れそうになるので注意が必要です.

 

 

無事に降着装置を組むことが出来ました.

 

 

最後に垂直尾翼へ水転写デカールを貼り付けます.

マークセッターを使用すると画像のように機体のモールドへ馴染んでくれるのでオススメです.

 

 

 

F-toys 1/144 一式陸上攻撃機11型の完成

一式陸上攻撃機11型の完成です.

 

 

次は24型を製作していきます.

 

カフェレオ 一式陸上攻撃機24型の製作

パッケージ(24型)

一式陸上攻撃機24型はカフェレオのビックバード Vol.1にラインアップされています.

こちらもF-toysと同様に生産終了商品ですが,楽天やオークションなどで入手することが可能です.

相場も¥2,000~¥3,000とF-toysの一式陸上攻撃機11型と同じくらいです.

 

 

パッケージ裏はビックバード VOL.1のラインアップが並び,

  • 一式陸上攻撃機
  • B-24J リベレータ

となっています.

それぞれ機体塗装ノーズアート(機体に描かれた絵画や愛称など)に違いがあるようです.

本記事で製作するのは「No.05 第763 海軍航空隊」仕様となります.

 

余談ですがB-24J リベレータも入手しているので,いずれ製作レビューしたいと思います.

 

 

パッケージ側面には一式陸上攻撃機24型の完成図があります.

 

 

キット内容(24型)

パッケージを開封すると一式陸上攻撃機24型の機体解説書が出てきます.

一式陸上攻撃機について簡単に解説されています.

 

 

裏側は組立説明書になっています.

特攻兵器の桜花はシークレットに付属すると記載されており,シークレットが何なのか既にバレているという…

 

 

F-toysの11型と比べパーツ数は少ないです.

また,水転写デカールは既に機体へプリント済みです.

 

 

胴体のサイズは約14cmと,1/144スケールの戦闘機と比べると結構大きいです.

ちなみに胴体は仮組済みですが接着されていないのでポロポロ取れます.

 

 

キットの組立(24型)

主翼にエンジンと降着装置を組んでいきます.

少しキツメでしたが接着剤を流し込むことで奥までしっかりと組めました.

 

 

F-toysでは確認できなかったタイヤ潰れが再現されています.

この点はF-toysよりもカフェレオが優れていますね.

 

 

カフェレオ 1/144 一式陸上攻撃機24型の完成

一式陸上攻撃機24型が完成しました.

24型の大きな特徴である4枚プロペラや機首先端の八木・宇田アンテナが目立ちます.

日本人が発明し世界中で使用されることとなった八木・宇田アンテナ(身近だと家の屋根にあるテレビアンテナとか)はとても有名ですね.

皮肉にもアメリカ海軍の方が八木・宇田アンテナを上手く使いこなしており,艦艇の対空レーダーや原子爆弾などに使用されました.

 

 

一式陸上攻撃機24型の特徴がしっかり再現された素晴らしい完成度です.

ビックバードVOL.1の一式陸上攻撃機24型はF-toysよりも組みやすくデカール貼り作業もないので,手軽に完成させたい方にはこちらがオススメです.

 

 

 

一式陸上攻撃の11型と24型の相違点を比較

完成させた一式陸上攻撃機の11型と24型を使って相違点を比較していきます.

一見同じように見えますが,比較して見ると違う部分が結構あります.

 

 

前方からの俯瞰

まずは前方から俯瞰した状態の比較です.

主に機首のアンテナと風防,プロペラ枚数,機体塗装の違いが確認できます.

アンテナは11型のループタイプから24型の八木・宇田タイプへ変更されています.

そして機首の風防が拡張され死角が少なくなっています.

エンジンは火星11型火星25型で違いがあり,吸気口や排気口の差異までしっかり再現されています.

 

 

後方からの俯瞰

後方からの俯瞰においては主に銃座の違いが目立ちます.

コックピットのすぐ後方にある上部機銃は360度旋回が可能な動力式電動の旋回式機銃へ変更されています.また,側面機銃は11型が丸く飛び出た球面ガラスを採用しているのに対して,24型はスライドガラスになっています.

24型ではスライドガラスを開けてから機銃を使用していたようです.

 

尾翼&尾部機銃

尾部機銃は24型から開口部がV型と広くなり,ガラス部分も拡張されて死角が少なくなっています.

 

 

正面

正面から見た感じはアンテナ線支柱プロペラ枚数以外は差異が少ないように感じます.

 

 

機体裏

裏側は塗装が大きく異なります.

11型は明灰色なのに対し,24型は表側と同じ暗緑色です.

これはとても見分けやすい特徴かと思います.

地味ですが降着装置や主翼のフラップの違いも再現されています.

 

 

弾倉扉

そして大きな差異ポイントである開閉式弾扉です.

24型は膨らみのある開閉式弾扉があり,魚雷を搭載した状態でもハッチを閉め空気抵抗を軽減することが可能です.ただ,この扉は飛行速度が速くなるにつれに少しずつ開いてしまう問題があったようです.

 

以上,いろいろな角度の視点から一式陸上攻撃機の11型と24型の相違点比較でした.

こんなにも11型と24型で違いがあるんですね~( ゚Д゚)

 

 

 

一式陸上攻撃機11型&24型の同時製作レビュー記事まとめ

F-toysの一式陸上攻撃機11型とカフェレオの一式陸上攻撃機24型を製作レビューしました.

どちらのキットも一式陸上攻撃機の細部までよく再現されており,両者の比較でも完成度の高さを再確認することが出来ました.

組立では仮組や調整といったある程度の技量が必要かと思われます.ただ,塗装済みでパーツ数も少なく短時間で一式陸上攻撃機のプラモデルを完成させることが出来る点は素晴らしいと思います.

1/144スケールとしての完成度は申し分なく,一式陸上攻撃機のプラモデルが欲しい方には特にオススメのキットです.

また,初心者の方には組立の簡単なカフェレオの一式陸上攻撃機24型がオススメです.

 

ぜひ皆さんも一度は一式陸上攻撃機を製作してみてはいかがでしょうか?

とてもカッコいいですよ(^^)/

 

 

以上,「無塗装&時短組立でリアルな一式陸攻が手に入る!1/144 日本海軍 一式陸上攻撃機11型&24型の同時製作レビュー」記事でした.

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