フジミ 1/700 艦NEXTシリーズNo.13 戦艦長門 製作記①

プラモデル製作記

 

2018年9月より販売されているフジミ模型 1/700 艦NEXTシリーズ色分け済みプラモデル「No.13 日本海軍戦艦 長門(ながと)」を製作レビューします.

 

 

 

使用する戦艦長門のキットは艦NEXTシリーズの記事でも紹介していますが,今回は実際に組むことで組立目線から紹介したいと思います.

 

フジミが発売している艦NEXTシリーズについてはこちらの記事で詳しく紹介しています.

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キット

キット内部の全容です.

ボーナスパーツも含まれているので,パーツ数だけで言えば1/350スケールに匹敵しそうなボリューム.

色分け済みプラモデルのため,戦艦プラモデルにしてはカラフルです.

 

ビニール袋から各ランナーを取り出し組立を開始していきます.

 

組立

船体

船体は左右で分割されており,中骨パーツを挟んで合体します.

ダボのハメ合いは緩めで,簡単に分解できてしまうほどです.

この時はちょっと心配でしたが,後工程でしっかり固定されるので心配ありません.

 

 

船体には継ぎ目(溶接跡)を再現した外板モールドがあります.

オーバースケールではありますが,模型映えとしては大きな効果が期待できます.

外板モールドを再現するために行っていたサフ盛りやケガキ作業から解放されること考えると,とてもありがたいですね.

 

 

艦底と合体する際はダボ穴が複数個所ありますので,全部合わせようとせず艦首から順に合わせていけば上手く組めます

ダボとダボ穴のハメ合い精度が良いためか

「パチンッ!」

と気持ちいいくらいしっかりハマります(^_^)

力もそこまで必要ないためとても組みやすいと感じました.

 

 

組みやかっただけでなく,パーツの合いも良好!

隙間がほとんどありません.これは凄い!(^^)!

 

艦主の合わせ目に接着剤を流したいところですが,今はキットの特徴を知るためにあえて接着せず組んでいきます.

 

 

 

 

甲板の組立に移る前に少し注意点があります.それはボーナスパーツを使用する方です.

甲板の穴開け作業

ボーナスパーツを使用する方は甲板を組む前甲板の穴開け作業があります.

(ボーナスパーツを使わない方は読み飛ばして大丈夫です)

 

 

ボーナスパーツを使用するにあたり,説明書には大量の穴開け指示があります.

甲板以外のパーツにも穴開け指示がありますので,この際まとめて作業してしまうのが楽だと思います.

 

 

なお,穴開け作業にはピンバイス精密ドリルが必要です.

 

筆者が使用しているのはこちら.

 

 

この精密ドリルセットはドリル径の種類が多く取り出しも楽なので重宝しています.

ケース側面の穴を使用したいドリル径に合わせてスライドし,ケース側面の穴からドリルが画像のように取り出せます.

穴は1ヶ所しかないので他のドリルが出てくることはなく紛失の心配もありません

 

 

甲板の穴開け作業で使用するドリル径は

  • 0.6mm
  • 0.8mm
  • 1.6mm

の3種類で,先ほどの精密ドリルセットに全て入っています.精密ドリルセットの最大径が1.6mmなのでギリギリセーフ(^_^;)

今後の艦NEXTシリーズで1.6mmより大きい穴開け指示が出ないことを祈ります

 

 

穴開け作業が完了すると,甲板パーツは画像のように穴だらけです.

ドリルで穴を開ける際は力を入れすぎず,ピンバイスの重さで掘る感じに作業すると綺麗に仕上がります.

力を入れると貫通は早いですが,バリが出たり穴が欠けるリスクがあるので注意しましょう.

 

 

 

甲板の組立

 

甲板パーツは船体との合わせ目にゲートがあるので,ゲート処理をしっかり行います.

少しでも残っていると隙間発生の原因となります.ニッパーだけでは完全な平坦にできませんので,デザインナイフによる仕上げが必要かと思います.

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ゲート処理が終わり甲板パーツを組んだ状態です.

船体と甲板の合いはぴったりで,大きな隙間はほとんどありません

 

これは凄い!と感心しつつ少し気になる部分も…

 

 

それはこの二段目の甲板です.

 

いかがでしょうか.何か気になりませんか?

 

「あ~,これは気になる」

「え?何も気にならないけど」

と反応は様々なはず.というのも性格的に気になる方と気にならない方に別れるからです.筆者は気になる性格でした.

 

ではいったいどこが筆者は気になったのか?

 

 

この微妙な隙間が気になるんです!

一段目甲板上に二段目甲板を組んだ画像ですが,よ~く目を凝らすと少し隙間ができています.

一段目甲板のダボ穴二段目甲板のダボを押し込んで組むわけですが,この時一段目甲板が変形してしまいダボダボ穴しっかりハマらないのです.これにより隙間が発生しました.

一段目甲板ダボ穴の下が空洞になっているのが問題の根源でしょう.

 

艦底パーツを組んでいなければ下から指で押せますし,一段目甲板に二段目甲板を先に組んでから船体に組む方法でも隙間は改善できます.

筆者のように説明書通り組むと上記の方法は使えずお手上げ状態となるので注意してください...

 

 

 

今回の製作記はここまでで,次回は甲板部品の組立から行っていく予定です.お楽しみに!(^^)!

 

以上,「フジミ 1/700 艦NEXTシリーズNo.13 戦艦長門 製作記①」の記事でした.

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