【作業効率UP!】水転写デカール貼りが凄く楽になる最強ツールを紹介【デカーリングクイックトレイ】

工具

この記事では水転写デカールの貼り付け作業を効率化する最強ツール:デカーリングクイックトレイについて紹介します.

 

 

水転写デカール作業がめんどくさい・苦手な人             「水転写デカール貼るの時間かかるし,なんかめんどくさくて苦手なんだよなぁ~.少しでも作業が楽になるツールってないのかな?」

そんな方向けの記事内容となっています.

 

 

 

結論

  • デカーリングクイックトレイを導入すれば水転写デカールの貼り付け作業がとても快適!

 

 

 

デカーリングQuickトレイを紹介

今回紹介するツールはプラモ向上委員会の発売する「デカーリングクイックトレイ」になります.

 

 

パッケージ

こちらが実際の商品パッケージとなっており,

作業時間を大幅カット!たくさんのデカール貼付けを一気にできる!!

がキャッチコピーとなっています.

 

他にも

・特殊設計のトレイでデカールを自在に操る
・便利なギミックがたくさん
・デカール貼付け作業はこのセットで完結

という特徴も記載されています.

 

 

パーケージの他の面ではデカーリングクイックトレイの構造や付属品使い方などが解説されています.

 

 

商品の内容

商品の内容は画像の通りです.

  • トレイ本体
  • スポンジ
  • 曲線ハサミ
  • ピンセット
  • 水転写デカール貼りの説明書

ちなみに水色のスポンジが本商品の肝となる部分になります.

 

 

スポンジのサイズは

横:約80mm
縦:約65mm

となっています.

これくらいの面積があれば大体の水転写デカールは問題なく収まります

 

 

スポンジはトレイ本体に装着して使用します.

 

 

 

上昇&加工ギミック

下降時

 ↕

上昇時

トレイにはギミックがあり,スポンジ部分が上昇・下降します.

下降させてスポンジに水を吸わせ,その後上昇させて使用します.

 

 

 

デカーリングクイックトレイのサイズ

デカーリングクイックトレイのサイズは以下の通りです.

幅 :約80mm
長さ:約180mm以上

筆者の予想を超えるサイズで最初見たときは驚きました.

 

 

普段使う工具と比べてみるとその大きさが分かるかと思います.

「え,これをデスクに置くの?邪魔になりそう・・・( ゚Д゚)」

お蔵入り工具にならないことを祈りつつ,実際の作業で使用感を検証していきます.

 

 

 

実際にデカーリングクイックトレイを使ってみた!

デカーリングクイックトレイの使用感を確認するため,水転写デカールの貼付け作業を実際に行っていきます.

 

 

今回用意した水転写デカールは,現在製作中の「凄!プラモデル F/A-18E スーパーホーネット チッピーホー」.

ご覧のように細かいデカールから大きいデカールまで数多くありますので,デカーリングクイックトレイを試すにはもってこいです!

過去記事で製作レビューしたキットになります.

【組立簡単・塗装不要】スーパーホーネット(チッピーホー)製作レビュー!【凄!プラモデルNo.7】
この記事では童友社 1/72 凄!プラモデル No.7 アメリカ海軍 F/A-18E スーパーホーネット VFA-195 Chippy Ho(チッピーホー)を製作レビューします. 戦闘機プラモデルを...

 

 

付属の曲線はさみでデカールの台紙を切断していきます.

筆者はいつも標準的なサイズのはさみを使用しているのですが,曲線はさみの方が小さいデカールを切断するのは楽ですね.

新品なのもありますが,切れ味は全く問題なしです.

 

 

貼り付ける順番になるよう細かく分けて切断しました.

いつもの癖でこんなに細かく切断してしまいましたが,デカーリングクイックトレイのスポンジに収まるサイズになってれば基本的にOKです.

 

 

ここからデカーリングクイックトレイの出番です.

まずはトレイの中にある目安ラインにあわせて水を入れます.

 

 

次にスポンジ部分を水の中へ下降させます.

すると「じわぁ~」っと水がスポンジへ浸透していきます.

1~2秒くらいで完了します.

スポンジが水を吸いすぎるということはないのでご安心ください.

 

 

スポンジ部分を上昇させ,水転写デカールの貼付け作業を開始します.

 

 

まず最初に貼り付ける水転写デカールをスポンジの上に載せていきます.

押し付ける必要も,表裏を密着させっる必要もありません.

ただスポンジの上に載せるだけです.

 

 

すると不思議なことに水転写デカールの台紙があっという間に水を吸って変色します.

以前の水の入った皿にデカールの台紙を浸しては取り出す,という作業に比べると圧倒的に楽です.

また,糊のとけた状態が30分くらい持続すると記載してあったので,それを信じてスポンジに載せられるだけの水転写デカールを一度に並べています.

普通こんな数を一度に濡らしたら作業後半のデカールは乾燥してしまいますが,どうなるか楽しみです.

数分もするとデカールがヌルヌル動くようになるので,後はいつもと同じ要領で貼付け作業を進めていきます.

 

 

スポンジにのせたデカール全てを機種に貼り付けました.

複数の水転写デカールを一気に処理しましたが,全てのデカールが貼付けに最適なヌルヌル状態で維持されていました.

途中でデカールを濡らしたり糊が溶けるのを待ったりする必要もないので,貼り付け作業に集中でき非常に快適でした.

 

 

そして,使い終わった台紙はトレイのこの場所に捨てていきます.

「台紙はデスク傍のゴミ箱に直接捨てればいいからあんまり使わなさそう・・・」

と思っていましたが,これが意外と使い勝手が良かったです.

 

 

こちらのデカールですが,途中で離席した時間なども含めるとスポンジにのせてから30分は経過しています.

普通なら乾燥してほとんどの動かない or ベタベタしているはずですが…

 

    ⇓

 

なんと30分以上もヌルヌル状態が維持されていました!

30分経過しても乾燥を一切感じさせないこの維持力,これは凄いです.

 

 

次に貼り付けていくのは先ほどより大きいデカールです.

画像のようにスポンジよりも面積の大きいデカールが複数あります.

 

 

スポンジの中にギリギリ収まるサイズの水転写デカールでしたが,こちらも問題なく水を吸い数分後にはヌルヌル動くようになりました.

ちょっと気になったのは台紙の反りですね.

浮いた部分は水の吸い込みが甘いので,指でスポンジへ押し付けています.

 

 

スポンジからはみ出すほど長い水転写デカールを載せるとこの有様・・・

 

 

塗れていない台紙部分をスポンジへ押し付けていくと,反りがさらに悪化していきます.

 

 

台紙全体を濡らすと一回転して大変なことに( ゚Д゚)

 

 

でも,ご安心ください(^^)/

水を吸ってから数分で台紙が柔らかくなり,だんだんと平坦に戻ってきます.

 

 

これくらい台紙が平坦になってくれば水転写デカールもヌルヌル動くようになっています.

 

 

細長い水転写デカールは位置合わせをするまで水をたっぷり浸透させる必要があります.

デカーリングトレイのスポンジから吸った水だけでは不足しているので,指を濡らして水転写デカールに補充してあげましょう.

 

 

スポンジからはみ出すサイズの水転写デカールですが,気を付けるポイントはあるものの問題なく貼付け作業ができました.

スポンジに接触している部分はヌルヌル状態がしっかり維持されていましたが,接触していない部分は乾燥してくるので注意が必要です.

貼り付ける前に台紙全体をスポンジに接触させて乾燥を防ぎましょう.

 

 

デカーリングクイックトレイを使用したことで快適に「凄!プラモデル F/A-18E スーパーホーネット チッピーホー」の水転写デカール貼りを完了させることができました(^^)/

 

 

 

本記事のまとめ

 

水転写デカールの貼り付け作業を効率化する最強ツール:デカーリングクイックトレイについてレビューしました.

初めて見た時は

「結構デカいなぁ,作業の邪魔になって使わなくなりそう…」

なんて思っていましたが,実際に使ってみると本当に快適で「これは革命的なツールだ!」と感じました.

 

これまでの筆者が行ってきた小皿の水にデカールを浸けて糊が溶けるのを待ってから貼り付けるという従来の方法にはもう戻れません

クイックトレイを導入した場合は一度に大量のデカールをスポンジにのせることができ,30分以上ヌルヌル状態が持続するのでデカールの乾く時間を気にする必要もなく,貼り付け作業に集中できました

特に今回はデカールの多い戦闘機プラモデルだったので恩恵が大きかったです.

途中でちょっと家族に呼ばれたりトイレなどで席を外しても乾燥の心配は全くありません.

また,水転写デカールの貼り付けに必要な工具が一式揃っているので,初めて水転写デカールに挑戦する方にもオススメの商品だと思いました.

 

総評 は以下の通りです.

良い点

  • デカールを水に浸けて取り出すといった作業が不要で楽チン
  • 大量のデカールを一度に処理可能で,デカールの糊が溶けるまで待つ必要なし
  • 長時間(30~40分)湿った状態を維持(途中で乾燥しない)
  • 糊が流出しないので粘着力が低下しない
  • トレイのゴミ入れの使い勝手が良い

 

気になった点

  • 思ったよりサイズが大きいので作業の邪魔になる
  • 収納の場所をとる
  • スポンジトレイよりも大きい・長いデカールの扱いには慣れが必要
  • 水転写デカールの数が少ない場合,トレイを用意したり水を入れて準備する時間を考えると効率が落ちそう

 

水転写デカールの数が多いほど恩恵が大きくなるツールですので,皆さんの製作するプラモデルのジャンルに応じて導入するか判断してもらえればと思います(^^)/

 

以上,水転写デカールの貼り付け作業を効率化する最強ツール:デカーリングクイックトレイについてのレビュー記事でした.

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